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  • 2018.01.06 Saturday
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食欲の秋

お彼岸を過ぎ急に寒さが増しすっかり秋の気配がしてきた今日この頃です。
食欲の秋とは言いつつも世間では中国製品やはたまた国産の商品まで安全性が疑われる毎日です。
そんな中今からの時期美味しくなる高級食材を今日は二つ紹介します
まずは椎茸。
九州を代表する秋の味覚ですが、ここ小国はその中でも古くから特産地として知られてきました。
私のところでも杖立でこのしいたけを栽培されているKさんのとこから届けていただいています。

杉林に囲まれた川沿いにいくつも並ぶクヌギの原木 夏でも肌寒いくらいの川風が吹き木漏れ日がかすかに当たる。
マイナスイオンを十分に浴び森林浴をしながらこの椎茸は育ちます。
この原木に菌を打ちつけ露地栽培するのです。
朝晩が冷え込みだすこの時期から肉厚でうまみの増した椎茸が最盛期を迎えます。

もう一品はにんにく。
いつもお世話になっているプロの農家集団やまのいぶきのTさんの紹介で最高のにんにくを分けていただきました。
このにんにくも、もちろん小国の高冷地栽培で完全無農薬です。
品種はホワイトロッペン。
国内で栽培されているものの中では最高品種です。
大きさも通常のものよりかなり一粒一粒が大きく甘みがたちます。

この椎茸とにんにく どちらも近年単価の安い中国産が市場を圧倒している状態でした。
ただ一度食べてみてください。
安全はもとより味の面でも自信を持って皆さんに食べていただける食材です。
後はこの食材のよさをどう私たち料理人がお伝えするかなんだけど・・・
これがまたもずかしいんだなあ・・

杖立の味 焚き合わせ 小国黒豚のにんにく煮 蕪 青梗菜 和辛子



月夜

今日は一年で一番月がきれいな日十五夜です。
杖立温泉の開湯の由来の一つに弘法大使空海のお話があります。
空海が杖立立ち寄ったときもっていた杖を地面に刺したらそこからお湯が湧き出たという話です。
その空海が呼んだ句が残されています。
湯にいりて 病治ればすがりてし 杖立置いて かえる諸人
病を患った人もここの温泉につかったら帰るときにはついてきた杖が要らなくなって立ててかえるというのがこの杖立の名の由来とされています。 恐るべし 効力!
実際杖立の温泉は弱塩泉で保温効果が高く神経痛や関節炎などの病気にはたいへん良い温泉です。

話がそれましたが、この空海が呼んだ句にこのようなものがあります。

月鏡を 心蓮に観じ 妄薪を 智火に焼く  空海

清らかに澄んだ月を鏡に見立て己を移し迷いの薪を火で焼き尽くす。
という意味だそうです。

今日もきれいな月が出ています。
総理大臣ではありませんが、月を、鏡に見立て自分を客観的に見つめなおしてみる・・・
こんな感傷的な気持ちになるのも月がもつ神秘的な魅力のせいなのでしょうか?

杖立の味 先付け 柿の白酢和え 



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